チラシ制作と視覚の錯覚

人がものを見る時には、視覚的な心理が作用して、見え方が少し変わるときがあります。
チラシ制作のレイアウトを行う際には、視覚心理や錯視等の錯覚現象を考慮した配置が求められます。

有名な錯視の例として、直線の両側についた矢印の形をした線の向きが内側か外側かで、
直線の長さが異なるように見えるというものがあります。
他にも、四角のオブジェクトが並ぶパターンと、四角と直径が同じ丸のオブジェクトが並ぶパターンでは、
四角のオブジェクトの方が占める面積が広い分、感覚が狭まって見えたりなど、
日常的にチラシ制作で使用する部品一つでも、見え方が異なることがあるのです。

他にも、長方形の天地中央に文章を配置した場合、センター揃えでど真ん中に配置しても、若干下がり気味に見えてしまうことがあります。
天地中央に見せるためには、実際の数値よりも若干上に配置することで、ズレている感覚を解消することが可能となります。
視覚心理や物の見え方を意識して、見やすいチラシを制作しましょう。