格調高いチラシ制作

本日、外出先で某高級自動車会社の展示会が行われていたので、立ち寄ってみました。
どれもこれも格好よく、とりあえずカタログを貰っておこうと、スタッフさんに手配をお願いしました。
そこでビックリしたのが、カタログがグレード毎に分かれていて、しかもそれぞれがとても分厚かったんです。
紙もとても上等な紙を使用しており、ページも約50ページ。
思わず、「これ、無料でもらってもいいんですよね?」と確認してしまうほどでした。

家に帰って中身をじっくり見てみました。
電化製品のカタログなどでは、1ページで製品の特長などをまとめて掲載したりしていますが、
さすが高級車のカタログです。
見開き2ページをまるまる使って、1枚の車の写真を大きく掲載し、
写真の空いたスペースにデザインコンセプトなどの説明をほんの少しだけ掲載する。
贅沢なスペースの使い方で、とても高級感と気品あふれる印象を読み手に与えます。
全編、そのような構成のページが続いており、読み終わる頃には、じっくりと細部まで高級車のデザインを堪能でき、まるで所持したかのような満足感で満たされていました。

下世話な話、この無料のカタログ1部作るだけでも、結構なコストがかかっていると思います。
デザインを狭小し、ページ数を減らすだけでもコスト削減になるのでは?と思ってしまいますが、
車、しかも高級車はそう簡単に買えるものではありません。
消費者にじっくり性能やデザインを見てもらって、この車になら高額な金額を払ってもいい!という気持ちを持ってもらうためには、
紙を安いものにしたり、ページ数を大幅に減らす等、車の価値が下がるようなデザインは、絶対にしてはならないのです。

これは、このような格調高い商品のチラシを制作する際にも言えることです。
贅沢な空間の使い方をしたデザインは、読み手に高級感を与えるのです。