レジャープールのチラシ制作

本日新聞折り込みされていたチラシの中に、隣町のレジャープールのチラシがあった。
大きなスライダーやバケツプールなど、楽しめるアトラクションが複数ある、
立派な施設のチラシである。

8月に入り、うだるような暑さが続きます。毎年この時期になると、
テレビ等で大型レジャープール施設のコマーシャルが流れますが、
「○日にオープン!」「大型ウォータースライダー登場!」など、
営業期間やその施設のウリであるアトラクションを前面に押し出した内容のCMをよく見ます。

本日折り込みされていたチラシのアピールは、それらとは一味違ったものでした。

表面の上半分に、「パパ、仕事忙しいから、遠くじゃなくて、近場でいいよ。」と、
可愛い子どもが水着姿でおねだりしている写真が使われており、自慢のアトラクションは裏面で紹介。

ターゲットはファミリー層に絞ったチラシ。
普段から仕事で忙しい父親にとって、お盆などの夏季休暇は家族サービスする絶好の機会。
でも疲れがたまっていて、遠出せずに家でゆっくり過ごしたい。
そんな父親の心を掴む、「遠くじゃなくて、近場でいいよ。」という、お気軽さ満点のキャッチフレーズ。
それに子供が行きたくて仕方ないと言わんばかりにおねだりしている写真。
忙しい父親の立場なら、「ああ、今年のお盆は、家族でプールに行こうかな」という気持ちになるのではないでしょうか。

他の施設のチラシでよく見られる、ウリであるアトラクションを表紙に大きく掲載する手法よりも、
変化が効いているよほど効果的なチラシと思えます。

このように、普通とは違う角度で攻めるが、ターゲットの心にはド直球をぶち込む。
そのような手法による表現こそ、良いチラシ制作といえるのではないでしょうか。