チラシ制作とサンクコスト

つい先日、サンクコストについて書かれた記事を読んだ。
サンクコストとは、埋没(サンク)した費用(コスト)のことで、投資したのに回収できない費用の事を指します。
私が読んだ記事ではスポーツクラブを題材にして、非常にわかりやすい例をあげていました。

スポーツクラブに5万円払って入会し、毎月1万円の会費を払うが、2ヶ月ほど通ったころから仕事が忙しくなり通えなくなる。
周りは辞めたらどうかと勧めるが、本人は既に数十万円払っており、元を取るまでは辞めるわけにはいかないと頑なに拒否。
このような「サンクコストの呪縛」にかかってしまった場合、既に払った費用が惜しくなり、
合理的な判断が出来ないままずるずる続けて、結局は無駄な出費を増やしてしまうことに繋がる。
経済学的には、未来へ続く合理的な判断のために、「サンクコストはきっぱり忘れる」ことが鉄則。というような事が書かれていました。

よく、ベンチャー系の企業がサンクコストに憑りつかれた結果、廃業したというニュースを目にします。
チラシ制作会社に頼んでチラシを作る。これも安い買い物ではありません。
しかし、そのチラシのアプローチが失敗していて、思うような利益が出なかった場合。
増刷なら数千円。作り直しなら数万円です。
結果が出ない物にすがっていても意味がありません。サンクコストはきっぱり忘れて、
利益が出る良いチラシで勝負しましょう。