ターゲットを絞るということ

チラシ制作を行うにあたって大事なことの一つに、ターゲットの絞り込みがある。
男性か女性か、年代はどれくらいか等の条件を設定していき、
最終的には「20代男性」とか、「30代女性」くらいまでターゲットを絞り込むのだ。
ただし、この程度の絞り込みが通用したのは一昔前までだ。
今の時代、この程度のターゲッティングでは反響のあるチラシは作れないのだ。
なぜ作れないのか。それは、昔と比べて消費者の価値観が多様化したからである。
インターネットがそんなに普及していなかった15年も前に戻ると、
人々の情報の収集源は新聞もしくはテレビが主だった。
晩御飯を食べたら、家族揃ってテレビを見て、時にはチャンネル争いをするのが当たり前だった。
言うなれば、皆同じような生き方をしていたのである。なのである程度ターゲットを絞り込むだけで、狙った層にはそれなりに売れていた時代だったのである。

しかし今はどうだろう。15年前とは比べ物にならないほど人々の生き方は多様化している。
情報もインターネットから自分の興味がある情報を徹底的に仕入れることができるし、
テレビもタブレット端末でどこでも見られる時代だ。
周りを見渡してみても、同じような価値観を持った人はいないのである。
なので、今の時代のターゲッティングは、この商品はどんな人が欲しているか。どういう時に必要とされるかなど、
商品の特徴や購入の動機などを細かく徹底的に分析することが大事なのである。