チラシ制作と信用

夏休みが始まって、平日の昼間に公園で遊んでいる子供たちの姿をよく見かけるようになりました。
本日の新聞のチラシを見ていると、塾や家庭教師の運営会社のチラシが多く入っていました。
いずれも夏季講習の広告を行っていたのですが、会社によってアプローチは様々でした。

まず、CMでよく見かける大手の塾の場合、「成績アップ、受験合格、苦手克服」というフレーズを大きく扱い、
全てのお子様のレベルに合わせて、授業内容をオーダーメイドします、という売り出し方。
認知度があるためか、塾の信用と直結する「実績」といった項目は特に載せず、塾の授業形態を紹介していました。

次に、あまり聞いたことがない小規模な塾のチラシ。
塾の学習スタイルや合格実績、料金、熟成・卒業生の声など、
我が塾のことを隅々まで知ってもらおうという意気込みが感じられるチラシでした。
認知度が低い塾に、子供のたった一度の大事な受験の勉強を任せるには、なかなか気が引けるものです。
そんな親が「知って」、「安心できる」情報が全て詰まった、集客に繋がる良いチラシです。

このように、会社や商品の認知度によって、広告の売り出し方は変わります。
認知度が高い会社の場合、わざわざ誰もが知っている点の説明を行う必要はなく、知ってるという体で行う売り出し方があり、
逆に認知度が低い会社の場合は、自社の特徴を述べた上で商品の紹介を行う等、自社をまず知ってもらう売り出し方を行う必要があります。

物を売るためにはまず信用を得ることが必要なのです。