読み手の立場に立ったチラシ制作

先日の記事で、具体性を持たせたチラシ制作が良いチラシに繋がると書きましたが、
今回は、本日当店にチラシ制作の打ち合わせに来られたお客様との間で出た話をご紹介したいと思います。

本日打ち合わせに来られたお客様は、調味料の販売を行っているお店のご主人で、
もっと地域にお店と商品の事を知ってもらい、売り上げを伸ばしたいという理由から、チラシの制作に踏み切ったという事でした。
商品に興味を持ってもらうため、チラシに掲載する内容としては、
この調味料を使えばこのような料理に合いますよ、ということを載せたいとのことでした。
お客様が考えていたのは、「うどんに、丼に、魚の煮物に、…」といった感じの、調味料が合う料理名を列挙するという案でした。
ターゲットとなる主婦に対して、調味料が合う料理を挙げて商品に興味を持ってもらいたいということですが、
ただ料理名を列挙するのでは、商品の良さはきっと伝わりませんとお話ししました。
もっと具体的に、調味料を使ったレシピのコーナーを設け、使い方を説明してあげた方が、
読み手は商品に対するイメージが膨らみ、そこで初めて興味を持っていただけるのではないでしょうか。

読み手の立場に立ってそのチラシを考えてみると、料理名を列挙されているだけでは、どういう風に使えばいいのかわかりません。
こういう風に使うと美味しくできますよ、というレシピがあって初めて、具体的なイメージが出来上がるのではないでしょうか。
専門家視点でのチラシ制作では、なかなか消費者に商品の良さが伝わらないことがあります。そういう時は、読み手の立場に立って考えてみてください。