チラシ制作と配色について

本日、レストランのチラシが新聞折込されていました。

「おいしさと笑顔がいっぱい」というキャッチフレーズと、
とても美味しそうな料理の写真が並び、すぐにレストランの宣伝だとわかったのですが、
何か違和感が。
全体を見てみると、背景が青色だったのです。
真っ青といっても、高級感あふれる、明度が低い暗い青色ではなく、
とても涼しげな明るい青色が背景色として使われていました。

おそらく、夏ということもあって、涼しげな印象を与えたかったのかもしれませんが、
食べ物を美味しく見せることが最重要のチラシで、青色を使うのは良くないですね。
基本的には、食べ物を美味しく見せる色は、赤や黄、橙といった暖色系の色と言われています。

このチラシが、ビアガーデンのチラシだったり、冷麺や冷製スープなどといった、冷たいグルメの紹介チラシなら青色で問題ないと思われますが、
今回のチラシは、ビーフシチューや中華料理など、暖かい料理の写真が沢山並んでましたので、
やはり暖色系の色を使ったほうが、料理写真を美味しく見せる効果もより上がります。

奇をてらった配色で読み手の興味を引くことと、「違和感」を与えることは意味合いが全く異なります。

読み手が理解しやすい「狙い」がない限りは、セオリー通りの配色を行うことが大事です。