月別アーカイブ: 2012年9月

ターゲットを絞るということ

チラシ制作を行うにあたって大事なことの一つに、ターゲットの絞り込みがある。
男性か女性か、年代はどれくらいか等の条件を設定していき、
最終的には「20代男性」とか、「30代女性」くらいまでターゲットを絞り込むのだ。
ただし、この程度の絞り込みが通用したのは一昔前までだ。
今の時代、この程度のターゲッティングでは反響のあるチラシは作れないのだ。
なぜ作れないのか。それは、昔と比べて消費者の価値観が多様化したからである。
インターネットがそんなに普及していなかった15年も前に戻ると、
人々の情報の収集源は新聞もしくはテレビが主だった。
晩御飯を食べたら、家族揃ってテレビを見て、時にはチャンネル争いをするのが当たり前だった。
言うなれば、皆同じような生き方をしていたのである。なのである程度ターゲットを絞り込むだけで、狙った層にはそれなりに売れていた時代だったのである。

しかし今はどうだろう。15年前とは比べ物にならないほど人々の生き方は多様化している。
情報もインターネットから自分の興味がある情報を徹底的に仕入れることができるし、
テレビもタブレット端末でどこでも見られる時代だ。
周りを見渡してみても、同じような価値観を持った人はいないのである。
なので、今の時代のターゲッティングは、この商品はどんな人が欲しているか。どういう時に必要とされるかなど、
商品の特徴や購入の動機などを細かく徹底的に分析することが大事なのである。

チラシに面白みを

このブログ内で、過去に何度も申しておりますが、チラシを制作するにあたって、
イラストや写真が全くない、面白みのないチラシはダメなチラシです。
先日、セミナーのチラシを制作していました。
依頼主は、シンプルでスタイリッシュなデザインを希望されていました。

セミナーのチラシの大まかな構成は、セミナータイトル、日付、場所、参加人数、料金、
タイムスケジュール、主催・共催情報などを掲載するのですが、一般的なチラシとは違って、比較的文字量が多くなります。

写真の掲載の指示なども無いので、細かなパーツなどに工夫したりして、出来るだけ読みやすいようにデザインしたのですが、
写真やイラストが無く、文字ばかりのチラシだと、やはり退屈感は無くなりません。

セミナーのテーマが、東北の被災地に関わる内容だったので、背景にぼんやり東北の色が変わった日本列島の画像を置いてみました。
さりげなく配置したので雰囲気を壊す邪魔にもならず、画像を視認することで瞬時にテーマが理解できるので、画像を置いて正解でした。

文字をたくさん読ませるよりも、写真やイラストを見せた方が読み手の理解が高く得られます。
チラシ制作の際は、できるだけ面白みのあるデザインにするよう心がけましょう。