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チラシ制作と感想

本日、新聞折り込みされていたチラシの中に、自転車屋のチラシが入っていた。
私がデザイナーになりたての頃、上司に自転車屋のチラシを見せてもらったことがあって、
その場で見た感想を教えてくれと言われたことがあった。

チラシの構成は、様々なモデルの自転車が等間隔のマス目に綺麗に整頓されているデザインで、
パッと見た印象は、特に何とも思わない、面白みのないデザインだなという印象だった。
しかし当時の私は、上司からの問題に少しでも良い回答を返したいと、
「この辺だけ価格を赤色にしてるので、この辺の商品を主に売り出したいんですね。。」とか、
「自転車のモデル毎に服装や景観が変わっているので、自転車の用途がわかりやすいです。」という感じで、無理やり感想を絞り出して答えた。

結局、このチラシからは何も感じないという事が上司に伝わってしまったのだが、
上司も同じ感想だという。

見出しもない、ただただ商品を並べているだけの、何の印象も残らない面白みのないチラシ。
この「何の印象も残らない」というのが最悪で、こんなチラシだったら読み手に絶対読まれずに即ゴミ箱行きになる。
商品PRを主に打ち出した内容なのだが、メリハリがなさ過ぎて全てが目立たない。
こんなチラシは作ってはダメだと、上司は教えてくれました。

その後も何かのチラシを見るたびにダメな点を見つけて、自分ならこうするというデザイン案をイメージするようにしています。
皆さんが配布しているチラシも、客観的な視点で見たときに、更に品質を向上できる案が浮かぶかもしれません。
日頃、色々なチラシを見て、いい点や悪い点を見つけて、今後のチラシ制作に活かしましょう。