チラシ制作は体力勝負

私がチラシデザイナーになって間もない頃、上司から頂いた言葉に、
チラシ制作は体力勝負」というものがあった。

モノを作る際には、制作前に設計図を作り、その設計図をもとに作品を作る。
これはチラシ制作も同じで、最初にラフスケッチを描き、それに基づいてレイアウトや装飾を行っていくのであるが、
デザイン技術が乏しいうちや、完成イメージが曖昧でどう作っていけばいいのかわからなくなってしまった場合、
設定していたゴールまでたどり着くことができず、途中で目標を低く設定し直し、
自分でもいまいち納得しない出来のままフィニッシュする。ということをやりがちである。

スタミナが途中で尽きてしまい、諦めてしまった状態なのである。
自分が設定したゴールまで作りきるには、ブレない気持ちと走りきる体力が必要なのだ。

何事にも当てはまることではあるが、制作途中で投げ出してしまった作品には、
他人が見ても良い評価は決して付くことはないだろう。
良いチラシを作るには、最後まで諦めてはならないのである。