チラシの反響をあげるためには、「情報が具体的である」ということも大事なポイントです。
このチラシでは、チラシの導入部分に『築10年以上経過している家・アパートをお持ちの方』という、明確なターゲットを打ち出しています。
人は自分に関係のある情報には興味や関心を示します。
そのため、ターゲットに関する具体的な情報を訴求して、「この情報はあなたに関することですよ」と訴えかけましょう。
すると、『築10年以上経過している家・アパートをお持ちの方』に該当する人は、「あ、ウチのことだ」「そういえば、家を建ててから10年以上経ってしまったなぁ」と、なんとなくチラシの情報に反応してしまいます。
あとは、自社の強みや特徴をアピールし、お客様の安心と信頼を得ることが大切です。
価格に自身のある塗装屋さんは、価格をアピールしても良いでしょう。
ただ、安いだけではお客様の不信感を招きかねませんので、お客様が納得できる安さの理由を説明してあげると良いでしょう。
以下、ターゲットを明確にして自社の強みや売りをアピールするチラシについて、デザインのポイントをお伝えいたします。
ターゲットを明確にして自社の売りをアピールするチラシデザイン
見出しにはアイキャッチ力の高いイラストをつけてチラシの注目度をアップ
『築10年以上経過している家・アパートをお持ちの方へ』や『お客様から選ばれる理由』といった見出し箇所には、アイキャッチ力の高いイラストをつけることで、チラシへの注目度をアップさせました
デザインでいうアイキャッチというのは、視線を掴むという意味です。
文字のデザインだけでもアイキャッチ力を上げることは可能ですが、イラストや写真といった視覚情報は文字よりも人目を惹きつける要素が強いですし、見た目の面白さや可愛らしさ、親しみやすさもアップしますので非常に効果的です。
文字ばかりのチラシは読み手も退屈してしまいます。
退屈なデザインは敬遠されがちですので、読み手の興味や好奇心を満たすためにもイラストや写真といった視覚情報は欠かせません。
「地域密着・1級塗装士在籍」のPRポイントは斜めにして読み手の視線を向けさせる
「地域密着」「1級塗装技能士在籍」といった自社の売り・PRポイントは、文字を斜めにして動きをつけました。
さらに、デザインのアクセントに加えた背景の円からも文字を飛び出せ、読み手の目がより一層向くように工夫しております。
人は、動きや変化を感じるものやデザインに注意が向く傾向がございます。
その性質を利用して、注意・注目を向けさせたい部分に変化をつけてあげるのです。
そうすることで、こちらが訴求したい情報をお客様に強くアピールすることが出来ます。
文字を斜めに配置する以外にも、文字の大きさ・太さ・色を変えたり装飾をつけたりして強調させることが可能です。
『選ばれる理由』の各項目はデザイン揃えて統一感じを出す
【料金説明】【丁寧施工】【アフター対応】といった『選ばれる理由』の各項目は、見出し+イラスト+本文といった構成にし、デザインを揃えて統一感を出しました。
どれか一つの項目を特にアピールしたいという場合は別ですが、通常は見た目のデザインを統一した方がスッキリと見やすくなります。
デザインを大きく変えてしまうと、読み手に『内容が違うのかな?』といった誤解や混乱を与えてしまいます。
そのため、同じ内容のグループは同じデザインで統一して、『ここは同じ内容ですよ』ということを視覚的で表現しましょう。